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商務部、新設6自由貿易区を公布 8省が有望

(ecf.org.cn)        更新: 2019-08-07

商務部は、このほど行われた「自由貿易試験区制度イノベーション・成果拡大及び第3回『最適な実践ケース』」記者会見で、新設6自由貿易区はすでに批准され、近いうちに公布されると発表した。

新設自由貿易区、8省が有望

今回の記者会見では、今年上半期全国12自由貿易区の輸出入総額は1.61万億元(1元は約15円)に達し、前年同期比4.3%増で、同期対外貿易額の10.97%を占めたことがわかった。また税関総署が当日発表したデータによると、今年上半期全国自由貿易区の新設税関登録企業が5010社で、合計85045社だという。

一方、新設6自由貿易区はすでに批准され、近いうちに公布される。新設自由貿易区の加速は中国が更なる開放を目指し、世界に利益をもたらそうとすることを示している、とある専門家は指摘した。

そして新設自由貿易区の立地について、業界関係者は山東、河北、江蘇、安徽、黒龍江、新疆、広西、湖南という8省・自治区が有望だと分析した。この8省・自治区は以前、自由貿易区の開設許可を申請したことがあるという。

商務部研究院国際市場研究所副所長の白明氏は、国家戦略を応じて、新設6自由貿易区は長江経済ベルト沿線、「一帯一路」沿線、京津冀周辺に位置する可能性は高い。長江経済ベルト沿線の省は江蘇、安徽、湖南、「一帯一路」沿線の省・自治区は、新疆、黒龍江、広西、京津冀周辺は山東、河北が有望だと表明した。

改革イノベーションの「試験田」として、今年上半期に12自由貿易区が誘致した外資額は前年同期より20.1%を増えた。それに伴い、ビジネス環境の最適化に関する措置も実施され、中国は現在、先端製造業や情報技術・インターネット産業分野におけるより多くの外資を惹きつけ、国内外の企業はこういう「試験田」の中、イノベーションとインターアクションの活力に満ちているという。

例をあげると、福建自由貿易試験区は2015年4月21日より発足し、今年3月末までは新設企業が78591社、登録資本金が17778.1億元に達した。それだけではなく、福建自由貿易試験区は成立以来、先頭を切って累計339か条のイノベーション措置を打ち出し、うち全国初は118か条、対台湾先行は74か条、総数の38%に及ぶ19か条は国務院の指示により全国に広がり、、136か条は省政府の指示により全省に広がっている。

上海自由貿易区は全国における自由貿易制度イノベーションのリーダーとして、上海市1/50の面積だけを占める割に、1/4の総生産と税収額を作り、45%の多国籍企業の地域本部と外資系研究センターを集めている。成立から5年を経て、上海自由貿易区は投資・貿易・金融・事中事後の監督管理など、制度イノベーションを力強く推進し、新設企業数は同区成立以前20年間の総和を超え、5.9万社に達し、イノベーション成果である120か条余りの制度は全国に広がっているという。

上海自由貿易区・新片区がまもなく登場

目覚しい成果を収め、各地の自由貿易区は現在更なる開放を図っている。そして上海自由貿易区は今年下半期、新片区を開設する予定。

李克強国務院総理は7月22日から23日、上海自由貿易区・新片区の総合計画報告を聞き、張江人工知能島でAI(人工知能)イノベーションの成果を視察した。上海市委副書記、市長の応勇氏も同日、上海市第15回人民代表大会常委会第13回会議で上海自由貿易区・新片区に言及した。

応勇氏は、新片区は単なるエリアの拡大と自由貿易区政策の適用ではなく、より広い範囲と高いレベルで、力強く改革を深め、開放を広げ、制度イノベーションを実行することを目指していると表明した。そして新片区建設の主な要求について、同氏は、グローバル競争力の強い自由貿易区を手本とし、国際市場における競争力の強い開放政策と制度を実施し、差別ある模索とより完備なリスクベーステストを行い、国際市場影響力・競争力のある特殊経済機能区を建設し、産業・城市融合、開放イノベーション、スマートエコ、働きやすさ・住みやすさに重点を置く新しい現代化都市を作ると語った。

一説では、新片区に関する総合計画はすでに作成され、開設申請の手続も進められている。新片区はより広い範囲と高いレベルで、力強く改革を深め、開放を広げることを目指し、国際市場における影響力・競争力のある特殊経済機能区を建設し、全方位・ハイレベルの根本的なイノベーション変革を図っている。同計画が批准されたら、上海は国家関連部門と協力し、積極的に関連措置を制定・実施し、影響力のある目覚しい成果をいち早く取得しようとする。

それに対し、アナリストは、上海自由貿易区・新片区は投資貿易の自由化に焦点を当て、投資・ビジネス・資金流通の利便化、自由な輸出入、運送業における高度な開放、職員のフリーランス化、情報流通の加速などさまざまな面で、イノベーションを通して限界を突破し、グローバルな通行基準に沿い、競争力のより強い関連税制の仕組みを極めるべきだと分析した。

長江デルタは現在、上海と浙江にて2つの自由貿易区があるが、新片区の開設はより広い戦略発展のスペースを提供し、同地域内における重点産業のイノベーションを促進し、上海の金融要素市場のサービス能力をレベルアップさせる。長江デルタ地域一体の発展や滬嘉杭G60科学イノベーション回廊建設などの背景の下、長江デルタは未来、自由貿易港群を形成させ、陸海空協同の一流な物流能力や各省・市の優位性を発揮させ、グローバルな貿易・経済・金融センターを構築すると見込まれている。